移行タスクは地味ですし、他のタスクの影響を受けるつらいタスクという印象があるかもしれません。否定はしませんが、タスクとしての楽しさやチームとしてのやりがいはもちろんあります。
本記事では、データ移行を一般的なシステム開発と比較し、共通する点と異なる点を紹介します。共通点は同じプログラム開発である点。相違点としてはデータ移行特有のクレンジングと検証、それから本番に向けた入念な準備が必要な点です。
移行マッピング定義ができて移行プログラムができたら、プログラムの正しさを検証するためにテストを行います。いわゆる単体テストです。 プログラム一つひとつが設計通りに動いているかを検証するものなので、手作りデータを使います。...
移行元の調査が進み、移行先データモデルの確認がとれたらマッピング作業に入ります。 まずは論理エンティティや物理テーブル単位でのマッピングを行います。顧客基本情報や顧客詳細、顧客担当者などの論理エンティティとそれに対応する...
データ移行チームが要件定義や設計タスクを進める上でネックになるのが、移行先データモデルが固まらないことです。 移行対象がたくさんあるから早めに準備を始めたいのに移行先が決まらないから手がつけられない、もしくは手戻りが多数...
データ移行タスクの全体像について書いた先の記事では、最初のステップは、「現行システムからデータを抽出する」でした。その前段階として移行元データについて調査するタスクがあります。この最初に実施かつ最重要なタスクを紹介します...
新システムを導入する時には多くの場合、現行システムからデータ移行を行います。仮に新規で業務を行うとしても事前にデータを作っておき、稼働前に一括インポートを行います。稼働後に全て手で大量にデータ入力するのは非効率です。 し...
ExcelやGoogleスプレッドシート、あるいは業務システムからダウンロードしたCSVファイルなどのデータ突き合わせで苦労したことはありませんか? 私もコンサルタントとしてITベンダーとして、ユーザ部門として様々な業務...
先日データの現新比較(新システムのデータが正しいことを確認するために、現行システムのデータと比較すること)をするのにAccessを使う機会がありました。Accessを触った経験のない方が大半だったため、簡単に操作説明を行...
タイトルには、データベース設計が全面に出ていますが、販売管理業務と販売管理システムの基礎を理解するのに大変参考になります。 グラス片手にデータベース設計 販売管理システム編 第2版[Kindle版] posted wit...
手作業でデータチェックする時に気をつける必要があるのが、コード値の先頭にある0です。 例えば以下のような顧客コードがあったとします。 01123 00015 12345 これらが、意図せず以下のような状態になることがある...
SQL(Structured Query Language)はDDLとDMLに分かれます。 データを定義するのがDDL(Data Definition Language)で、データを操作するのがDML(Data Mani...
データチェックの基礎知識4回目は、差異が発生した時の分析方法です。 2つのデータを比較して件数に差異があった時は、まず片方だけに存在するデータを特定します。それぞれに共通する点を探します。特定の日付で作成されたデータや、...
プロジェクトでデータ検証メンバーを急遽集める必要がある時、どうやってスキルの有無を見極めますか? Microsoft認定資格を持っていれば基礎的な操作を習得していることはわかるかもしれませんが、どんな実務経験があるかはわ...
企業の業務システムは単体で動いていることはなく、複数のシステムが連結しています。本番稼働した後でも、何か障害が発生した際の調査や、移行時のデータ検証には、このインターフェースに関する仕様書を読み解くことが求められます。
データチェックの基礎知識第3弾です。改行コードと区切り文字によりファイルごとの縦と横は特定できました。
データチェック基礎知識の続き記事です。 ▼前の記事はこちら データチェックの基礎知識その1ファイルに関するあれこれ データチェックする際の縦と横を識別するのが、これから紹介する改行コードと区切り文字です。理由は、縦と横で...
平常時はプロのSEさんに依頼できる作業でも、トラブル時などは頼れるSEさんがいなくて自分自身で何とかする必要が出てくることがあります。本記事ではデータチェックにまつわる基礎知識を紹介します。
新人の頃以来、約15年ぶりにSAPを触りました。SAPを導入するには専門知識を持つコンサルタントの支援が必要です。しかし彼らはどうやって専門知識を習得するのでしょうか。本記事では、SAPノウハウの習得方法を紹介します。