購買や投資にも助言プロセスが機能する理由(5分読書#41)

購買や投資にも助言プロセスが機能する理由(5分読書#41)

こんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。

ティール組織の助言プロセスについての記事を書いています。

助言プロセスは合理性と楽しさを備えたティール組織自主経営の要(5分読書#37)
危機発生時の助言プロセスは透明性が大事(5分読書#39)

今日はこの続きで、購買と投資において助言プロセスがどのように機能するのか、を紹介します。

ティール組織

組織において誰がどんな意思決定をしてもいい、と聞くと誰もが心配するのはお金を使うところと思います。

誰がいくら使ってもいい、というルールで果たして誰かが使い込んだり使いすぎたりしないのか。

だからこそ普通の企業では、決裁範囲や予算の上限を決めることで、誰がいくら使えるかまでを統制していると思うのですが、統制のかわりに信頼を置いたとしてもうまくいくことをティール組織の助言プロセスは教えてくれます。

助言プロセスというのは、意思決定の前にすべての関係者とその問題の専門家に助言を求める、というものです。

助言プロセスが機能する理由として、購買や投資の意思決定に当事者以外が出た場合、他の人が選んだことに起因する文句が出ることがあるが、助言を得たとしても、当事者が意思決定するならこうした文句が出にくくなります。

また、集中購買や標準化によるコスト最適化についても、組織や制度でしばらなくても、購入者がメリットを感じたら協力し合うことがティール組織の中では事例として挙げられています。

終わりに

では、また明日。

プロフェッショナルサービスマーケティング12のキーポイント前半(5分読書#42)

このブログを書いている人
電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。 新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営