自分のサービスとマーケティングは関係が薄いという思い込み(5分読書#16)

自分のサービスとマーケティングは関係が薄いという思い込み(5分読書#16)

こんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。

本などでマーケティングをかじったけど、自分の商品やサービスにはあまりあてはまらないと感じたことはありますか?

私もマーケティング部に異動した後も、そもそも異動する前にCRMをコンサルタントとしてやっていた頃からマーケティングについてのインプットはいろいろ取り入れてきました。

そこで感じたのが、自分が働いているような大きな会社のサービスにおいてブランドイメージとか、広くマスに訴えかけるようなマーケティングは効果が薄そう、ということでした。

なのですが、実際にサービスをデリバリーする部隊が営業をかけて受注するのと両輪のようにマーケティングを行うことって大事だなと感じるようになっています。

本記事では、「コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング」における「マーケティング・プログラムを駄目にする11の致命的な思い込み」を紹介します。

この記事の目的マーケティングの理論や知識を実践的な指針にするに先立って、
マーケティング・プログラムを駄目にする「思い込み」について知る

ティール組織

今日はお休み。

コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング

1日5分ずつ読書を継続しています。

「コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング」は第2章を読んでいます。

キーポイントを紹介するのに先立って章の始めに、目的が紹介されています。

  1. マーケティングの問題点のうち、プロフェッショナル・サービスに特に深く関連したものを明らかにする
  2. マーケティングに対する思い込みをなくし、マーケティング活動を見直し改善することで、より良い成果をあげられるようにする

マーケティングと自分が関わるサービスには関係が薄い、という思い込みをしていたなと痛感しました。

心して読み進めようとしたら、さらに印象的なコラムがありました。

マーケティング・プログラムを駄目にする11の致命的な思い込み(第2章より引用)

  1. 顧客はサービスの内容を理解している
  2. 新しい顧客が必要になったら、いつでも紹介してもらえる
  3. 不明な点があれば顧客のほうから電話をかけてくるだろう
  4. マーケティング素材には写真があってもなくても同じ
  5. 顧客との交流に時間をかけ過ぎるのは時間の無駄
  6. 顧客との会話では同じ話を繰り返さないよう気をつけるべき
  7. 顧客は業界にいる人間なのだから専門用語を使っても話は通じる
  8. マーケティングにかつての威力はない
  9. メッセージが複雑なほど、顧客はプロフェッショナル・サービスの必要性を痛切に感じる
  10. 広告は見た目よりも中身
  11. 電話をかけ直すのが遅れても、わたしが忙しいことは、顧客はわかっているから気にしない

本書で対象にされているのは以下のようなサービスです。

  • 法律
  • 医療
  • 経営コンサルティング
  • 建築
  • エンジニアリング

これらはマーケティングとは関係が薄いと思われがちな専門サービス。

もしも業態や規模が違うから「マーケティングが無関係」と感じてらっしゃる場合は、一度その感覚を取り払ってみてはいかがでしょうか。

終わりに

自分の勤める会社や組織、自分が提供するサービスがいいものだと感じるなら効果的にマーケティングを取り入れることは大事だなと感じます。本記事で紹介した11の思い込みを取り払って意識するだけでもマーケティング活動は変わっていきます。

100日読書は今日で16日目でした。

では、また明日。

上司不在で驚くべき成果を上げたビュートゾルフの自主経営(5分読書#17)

このブログを書いている人
電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。 新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営