ぶつからないクルマの実現に向けて進化する技術

ぶつからないクルマの実現に向けて進化する技術

技術の進歩は私たちの生活を豊かにしてくれます。自動車業界も未来のクルマを見据えて様々な技術開発が行われています。

空飛ぶクルマや全自動のクルマなど夢は広がりますが、「ぶつからないクルマ」は自動車業界にとっての究極の目標です。

本記事では、日経テクノロジー展望2018「世界を動かす100の技術」から、ぶつからないクルマを実現する技術を紹介します。

ぶつからないクルマを実現する技術

ぶつからないクルマは以下のような技術を使って実現します。

  • 自動ブレーキ
  • 自動操舵
  • 自動駐車

自動ブレーキ

自動ブレーキは、スバルのアイサイトを筆頭にすでに導入が進んでいます。トヨタのSafety Sensesも先行車との衝突を回避するCと、歩行者との衝突まで回避できるPの2種類が導入されています。安全評価の仕組み化も自動車事故対策機構のJNCAPなどで進んでいます。

今後は、交差点事故への対応も進んでいく見通しです。

自動操舵(自動での車線変更)

自動ブレーキの後を追うように続くのが自動操舵です。現状は、方向指示器を出すと車線変更してくれるものや、単一車線での自動操縦が実用化しています。

従来の技術指針では60km以上でシステムが作動するようになっていましたが、指針が緩和し停止から高速域まで対応できるようになりそうです。

障害物検知に向けてレーダーやセンサーの開発が進んでいますが、あわせて進んでいるのが運転者の様子の検知です。自動運転モードから手動に切り替える際に、運転手がスタンバイできているのかどうか判断が必要だからです。

自動駐車・駐車支援

最後は自動駐車・駐車支援です。

トヨタ自動車によると、国内の自動車事故全体(物損を含む)の三割強が車庫や駐車場で発生しているそうです。

また、ボッシュ日本法人の調査でも、「駐車にストレスを感じている人が約50%いる」そうです。

超音波センサーを用いて隣接物から空いた空間を検知して駐車する方式と、カメラを用いて白線のような駐車枠を認識して駐車する方式があります。

これらは、運転手の心理的負担を減らすだけでなく、駐車スペースの有効活用や、運転手の駐車に要した時間を減らすなど、可能性を秘めています。

「駐車場の空き情報が共有され駐車がスムーズになると、探すのに要した無駄な走行の減少につながり、渋滞や排ガスの削減にもつながる(ドイツ・ボッシュ)」という話もあります。

おわりに

運転が苦手な私にとっては、国道246や首都高で車線変更や狭い場所での駐車は、寿命を少しずつ縮めんばかりのストレスがありました。事故ゼロを目指す中でも、まずは運転の心理的負担が減るのは非常に嬉しいです。これからの技術の進歩に注目です。

 

著者プロフィール

このブログを書いている人

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。
新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。
100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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