コンサルティングという職種は専門性が身につく、短期間で多くの経験を積むことができることなどから新卒でも人気です。しかしながら、戦略コンサル、システムコンサル、経営コンサルタントなど多くのコンサルがあり、資料や企業のWebページを見ていてもわかりづらいかもしれません。
本記事では、会計系の大手コンサルティングファームに所属するコンサルタントを例にし、その違いを紹介します。
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戦略コンサル
トップマネジメントを相手に、経営戦略や事業戦略、中期計画策定、新規事業立ち上げ、新規市場参入などの検討を行います。
戦略策定に特化したマッキンゼーやボストンコンサルティンググループが有名ですが、大手ファームも戦略部門は持っていたり、買収を通じて戦略部隊として備えています。
業務コンサル
業務部門を相手に業務改革の支援を行います。業務領域ごとに専門が分かれます。営業、製造、調達、物流、経理、人事などです。システム刷新プロジェクトの業務側として新業務のプロセス設計や業務要件定義、ユーザ検証やトレーニングを行うこともあります。
テクノロジーコンサル
テクノロジーでくくることに躊躇しましたが、SAPやSalesforceのような業務システムの専門性を発揮するもの、サーバーやネットワーク、認証基盤などインフラよりのもの。またIT部門を相手にIT中期計画策定や、IT組織改革などを支援する人たちもいます。
最近のトレンドに合わせて、RPA(Robotics Process Automation)や、データアナリティクスなどの専門部隊を別組織にしているところも増えています。デザイン思考などを活用したイノベーションセンターは流行りですね。
業種コンサル
特定の業務やテクノロジーではなくクライアントの業界軸で専門性を持つ部隊もあります。コンサルノウハウや統合業務パッケージが全業界に汎用的にあてはまるわけではないため、業界のトレンドや構造、組織文化を熟知するコンサルタントは重宝されます。
最近は事業会社出身者を中途採用し知見を強化するケースが増えていると感じます。