じわじわとしかし確実に進むグローバリゼーションとの向き合い方

じわじわとしかし確実に進むグローバリゼーションとの向き合い方

世界はグローバル化が進むというのは2001年に入社した頃からずっと耳にしている言葉です(外資系企業に入社する、という行為もグローバル化の影響の一つではありますね)。

グローバルは、地球という意味です。国や大陸のくくりではなく、地球全体で考えていく必要がある、というのがグローバリゼーションの論調です。

世界はフラット化するのかしないのか

The World is Flat(フラット化する世界)という本が2005年に話題になりました。

2012年には、Actually, the world is not flat.という動画が話題になりました。

フラットになるのかフラットにならないかはさておき、2018年の今、グローバル化はどのくらい進んでいるでしょうか。

CEOが考えるグローバル化への評価

第21回世界CEO調査(https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/ceo-survey180123.html)によると、

CEOはグローバリゼーションの世界規模の繋がりの実現や、資本、人、モノ、情報の移動のしやすさにかなり貢献してきたと考えているようです。

一方で貧富の格差縮小や、気候変動や資源不足への対応については貢献していないと厳しい評価を下しています。

貢献したもの順に並べると以下のようになります。

  • 世界規模の繋がりの実現
  • 資本、人、モノ、情報の移動のしやすさ
  • 高度な労働力の創出
  • インフラや基本サービスに対する公正なアクセス
  • 調和のとれた規制
  • 地政学的リスクへの対応
  • データの保護や倫理的な活用についての標準化
  • 十分な量と質を伴う雇用の創出
  • 全体的な機能不全の回避
  • 世界的な課税システムの公平性と整合性の確保
  • 気候変動や資源不足への対応
  • 貧富の格差縮小

システムの問題地図でも意思決定の足を引っ張る要注意3大ワードの1つに

2月に発売され話題の「システムの問題地図」でも、グローバル化は、意思決定の足を引っ張る要注意ワードとして挙げられています。

  • グローバル
  • 全体最適
  • ガバナンス

どこまでグローバル共通にしてどこまでを地域個別にするかの議論は俯瞰的な視点と現場を巻き込んだ議論が求められます。

また、企業のビジネス環境によっても異なり、どういうグローバル化をするかは企業戦略の要素の一つです。

グローバル化と分断、世界が向かう方向

先のCEO調査では、政治、経済、貿易のトレンドについて向かう方向の結果が得られています。

統合に向かうものとして、インターネットへの自由なアクセスや、企業の統合運営を挙げています。一方で、考え方や価値観は決して共通にはなりません。また、法や自由についても複数の異なる体系になり、市場もグローバル単一ではなく地域貿易ブロックが進んでいくとされています。

おわりに

入社した時の社長が、「10人の外国人の友人をつくりなさい」と言っていました。同期に日本語の堪能なイギリス人や韓国人がいた恵まれた環境にもかかわらずいまだに達成していません。

うまくグローバル化と向き合っていきたいものです。



このブログを書いている人

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。
新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。
100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「外資系コンサルのガラクタ箱」を運営

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