すぐに読める:マンガでわかるプロジェクトマネジメント

すぐに読める:マンガでわかるプロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントに興味がある人から「おすすめの本あったら教えてください」と聞かれることがあるのですが、

  • PMBOK(プロジェクトマネジメントの体系書)はよくできた仕組みだけど分厚い。。
  • デマルコ(という著者)も含蓄あっておすすめしたいけど読み通すには時間がかかる。

そこでこんな記事「これからプロジェクトマネジメントを学びたい人に」を書いてみたりもしましたが、ちょうどよくまとまっている本が欲しかったんです。

「マンガでわかるプロジェクトマネジメント」は、プロジェクトの企画や計画といったように、工程ごとにストーリーが進んでいくので、どんな時にどういうふうに動けばいいのかイメージをつかみやすいです。マンガなので気軽に読み進められます。

マンガでわかるプロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントとPMBOKの基本をマンガでわかりやすく解説!

マンガでプロジェクトマネジメントとは何かを説明し、その基本手法を解説します。

プロジェクトの立ち上げから終了までを、ストーリを追って解説する形式をとります。

従来のマンガでわかるシリーズと同じく、「マンガ部分+解説」という構成で、解説の主軸には、プロジェクトマネジメントの知識体系のひとつである「PMBOK」を使用します。

PMBOKが提唱している「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」に沿って、PMBOKの基本用語の説明も盛り込みつつ、プロジェクトマネジメントの手法を解説します。

著者は、広兼修さん。

米国PMI認定PMP。
外資コンサルティング会社にて、企業の経理・製造・人事業務で利用するコンピュータシステムの構想・設計・開発に従事。
その後、外資ERPベンダーにてコンサルティング部門の立ち上げ、販売・物流ソフトウェアの導入責任者として従事。
1999年、株式会社フュージョンを設立。業務およびシステムのコンサルティング、プロジェクト管理支援、IT戦略立案、企業のCIO補佐などを中心に活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

関連記事:プロジェクトマネジメント資格は必要?役立つ?

プロジェクトマネジメントは、専門性を持った人が協力・調整する時に求められる

本記事を読んでくださっている方は、現場でプロジェクトマネジメントを必要としている方かもしれませんし、必要とは言われてないものの、プロジェクトマネジメントが役立つかもと感じている方かもしれません。

紹介している書籍では、ゲーム制作の現場を舞台にストーリー形式で解説が展開されます。

<主人公がプロジェクトマネジメントの必要性を知るシーン>

プロジェクトマネジメントには自分の興味や思いだけでなく、全体バランスをとり成功に導くことも大事にする

プロローグでは、予算やスケジュールや品質など守らなければならない条件のバランスをとりながら作業を進めるプロジェクトの特徴が紹介されます。

<主人公が全体バランスをとることの大切さを知るシーン>

プロジェクト成功のために、関係者を動かす思いを目的として掲げる

個人の制作とは違って「作りたいから作る」では人は動いてくれません。関係者を動かすところには実現したい思いやプロジェクトを成功させることにより実現する姿を描くことの大事さを教えてくれます。

<主人公が関係者を動かすことにつながる”思い”を話すシーン>

目次から5つのプロセス群を理解する

目次を見るだけでもどんなことが書いてあるかはつかめます。

ゲームクリエイターである主人公の零男(れお)が、株式会社エンカウントの代表である鷺宮麗華からゲーム企画のプロジェクトマネージャーの打診を受けるところから物語は始まります。

主人公もプロジェクトマネジメントという言葉を初めて聞くところから、実際にプロジェクトマネージャーとして直面する課題に取り組んでいくので、親近感をもって読み進められます。

最初から読み進めてもいいですが、自分が進行中のプロジェクトに関わっている場合は、4章や5章から読み、あとから計画や立ち上げ時を振り返るのもいいかもしれません。

プロローグ
第1章 プロジェクトとは
第2章 プロジェクトを企画する
第3章 プロジェクトを計画する
第4章 プロジェクト作業に着手する
第5章 プロジェクトをコントロールする
第6章 成果を得て、プロジェクトを修了する
エピローグ
付録
参考資料

PMBOKにおける5つのプロセス群は

  • 立ち上げ
  • 計画
  • 実行
  • 監視とコントロール
  • 終結

です。2〜6章がそのまま対応していますね。

詳細な目次から知識エリアを理解する

プロジェクトマネジメントになじみがない方は、以下のような疑問をお持ちかもしれません。

  • プロジェクトマネジメントって何をするの?
  • プロジェクトマネジメントは誰がどう担うの?
  • プロジェクトマネジメントはどのタイミングでどんなことを気をつければいいの?
  • プロジェクトでなにか問題が起きた時どうすればいいの?

プロジェクトマネジメントの全体像や目的を知るには1章を、実際に企画して軌道にのせるまでは2章と3章を、プロジェクトが始まってからの運営やなにか起きた時の対処については4章と5章を読むとよいです。忘れてはならないのがプロジェクトを終結させて次へつなげる6章です。

私見ですが、どんなに万能なプロジェクトマネージャーといえど重きを置くポイントとか得意な領域に偏りはあります。一人で全部を理解したりやろうとするのではなく、関係する人と協力しながらプロジェクトを進めることができることが大事と考えます。

プロローグ

第1章 プロジェクトとは
1-1 プロジェクトとは
1-2 プロジェクトマネジメントとは
1-3 プロジェクトの目的と成功基準
1-4 プロジェクト・マネジャーの役割
1-5 ステークホルダーとは
フォローアップ
プロジェクトの特徴
プロジェクトマネジメント知識体系
目的や成功基準を明確にする
プロジェクト・マネジャーの役割と必要な能力
ステークホルダーの役割分類

第2章 プロジェクトを企画する
2-1 プロジェクト計画
2-2 要求事項の収集・整理
2-3 作業の洗い出し
フォローアップ
プロジェクト計画書
要求事項
スコープとWBS

第3章 プロジェクトを計画する
3-1 作業順番と見積り
3-2 スケジュールの作成
3-3 コストの見積りと予算作成
3-4 プロジェクト計画書の作成
フォローアップ
アクティビティ
スケジュール作成上の注意点
コスト見積りの手法
プロジェクト計画書作成上の注意点

第4章 プロジェクト作業に着手する
4-1 プロジェクト作業開始
4-2 調達をマネジメント
4-3 品質をマネジメント
4-4 リスクをマネジメント
4-5 プロジェクト・チームのマネジメント
フォローアップ
キックオフ会議
調達
品質
リスク
メンバーとチームのマネジメント

第5章 プロジェクトをコントロールする
5-1 進捗状況の確認
5-2 ステークホルダーへの説明
5-3 プロジェクト計画書を見直す
フォローアップ
・適切な進捗報告
・ステークホルダー対応
・プロジェクト計画変更

第6章 成果を得て、プロジェクトを修了する
6-1 プロジェクト作業の終了
6-2 プロジェクトの成果確認と反省
フォローアップ
プロジェクトの終了間際
プロジェクトの最後の作業

エピローグ

付録 結婚式のプロジェクトをマネジメントしよう!
参考資料

用語の解説

ステークホルダー(利害関係者)はプロジェクトを実施することで何かしら影響を受ける人たちのことです。ゲーム開発のプロジェクトであれば、ゲームのユーザーや販売店の人たち、雑誌のメディアの人たちもステークホルダーになります。プロジェクトチームのメンバーも含みます。

WBSとはWork Breakdown Structureの略で、作業を分解して構造化したものです。

上の目次を見た時に他にもわからない用語があってもまんがの中で解説されるので消化不良にはなりません。

終わりに

プロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOKをかんたんに説明した解説書もありますが、本書はプロジェクトマネジメントの全体像や出てくる用語、プロジェクトの段階ごとに起こりそうな出来事や対処方法などを知るのにとても参考になります。

プロジェクトマネジメントおすすめ書籍

 

このブログを書いている人
電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。 新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「外資系コンサルのガラクタ箱」を運営


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