最近のドラえもん映画は原作愛にあふれてて親子で楽しめる

最近のドラえもん映画は原作愛にあふれてて親子で楽しめる

昨日「のび太の宝島」を観てきました、2回目です。

1回目は息子と2人で、公開初日に行きました。

その後、妻も含めて予定があわず公開枠も減ってきた中、無事観ることができました。

息子のドラ映画ランキングでも、ひみつ道具博物館、新・日本誕生を超えたようですし、私としても後半泣き崩れてスクリーンを直視できなかったので、もう一度きちんと観たかったのです。

泣き崩れた理由は適役でフロックの父親でもあるシルバーに共感しまくったからです。共感頂ける方はこちらの記事をどうぞ。

ドラ映画の魅力1 親子で楽しめる

最近の子ども向け映画はどれもそうですが、親子で楽しめるようにストーリーが練り込まれています。プリキュアオールスターズも、妖怪ウォッチもクレヨンしんちゃんもも。ドラゴンボールもそうですね。

普段の30分番組とは違う力の入れ方がなされています。そこには、子どもとその親という2つの客層が意識されています。親世代になじみのあるパロディを交えたり、親世代が心を揺さぶられる物語が含まれています。

ドラ映画の魅力2 制作者の原作愛があふれている

1997年公開の『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』までは、藤子・F・不二雄によって描かれた「大長編ドラえもん」が原作です。

作者逝去後は藤子プロのスタッフを中心に、リメイクや原作をもとにしたオリジナル作品が提供されています。

のび太の宝島の制作陣をみてみますと。

  • 監督 今井一暁(1976年生まれ、テレビアニメドラえもんの絵コンテ・演出)
  • 脚本 川村元気(1979年生まれ、「君の名は」の映画プロデューサー)
  • 映画主題歌 星野源(1981年生まれ、音楽家、文筆家、俳優)
  • 声優
    • シルバー役 大泉洋
    • フィオナ役 長澤まさみ
    • トマト役 サバンナ高橋茂雄

テレビアニメの絵コンテ演出を手掛けてきた今井一暁さんは、「全身全霊をかけて取り組むべき仕事だと思い、挑戦することにしました」と言います。

一番好きな作家が藤子・F・不二雄先生でずっと変わらないという川村元気さんは、多大な影響を受けている話をあちこちでしていたらそんなに好きなら書いてみませんかとオファーをもらったそうです。

物心ついたときからドラえもんが大好きだった星野源さんも、週末になるとレンタルビデオ屋で映画ドラえもんを借りるのが楽しみだったそうです。

声優のオファーをもらったときにムスメと話し合ってGOを決めたという大泉洋さん。

ひみつ道具大辞典を祖母に買ってもらい毎日読んでいたという長澤まさみさん。

ドラえもん大好き芸人でも知られるサバンナ高橋茂雄さん。

ここに挙げた方に限らず、制作陣の原作への愛とリスペクトがにじみ出ています。

今回の作品は、あのセリフをあそこで使わせるなんてあざとすぎ、とか賛否両論もあるようですが、私は賛成です。こうやって原作の遺伝子を後世に伝えていけるのって素晴らしいと思いませんか。

ドラ映画の魅力3 大事な何かを考えられる

子ども向けなので映画の展開としては物足りない部分もあるかもしれませんが、大事なテーマを考えるきっかけになります。

のび太の宝島では、地球のエネルギー資源に関する問題や、仕事と家庭の両立、家族の死、親子愛など考えさせられます。

少し不思議(S・F)な世界の物語に触れていると、日々の忙しさから目を向けられてないテーマのことを考えてみたくなります。

終わりに

先日ドラゴンボールのコミックを大人買いして息子と読みました。すると息子のほうがすっかり詳しくなってしまいました。

大長編ドラえもんも近いうちに買いたいなと思います。

記事中で紹介した、のび太の宝島に関する感想記事はこちら→映画ドラえもん『のび太の宝島』(ネタバレ)途方に暮れたシルバーが子どもたちと掴んだ未来

このブログを書いている人
電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。 新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

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