元外資系コンサルのガラクタ箱

効果的なマーケティングに大切な顧客志向を築くこと 5分読書#14

こんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。

効果的にマーケティング活動を進めるのに大切なことは何でしょうか?

大学でマーケティングや経営を学んだわけでもなかった私は、就職する前にはマーケティングとは広告や販売活動のことだと思っていました。

大学を卒業してコンサルティング会社に入ってCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)をサービスとして提供する部門に配属され、マーケティングとは広告や販売活動といった部分的な活動ではない、ということを知りました。

ポイントは、プロダクト・アウトではなくてマーケット・インでした。作った商品をとにかく売ろうとするのではなく、市場のニーズに合わせて商品を提供することの大切さを学びました。

1日5分の読書で「コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング」を読んでいたら、まさにこのマーケット・インが大事ということが書かれていたので紹介します。

この記事のポイント

  • 顧客志向は成功の鍵。真っ先に必要だけど、やるのは大変。
  • プロダクト・アウトではなく、マーケット・イン

ティール組織

今日はお休み。

コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング


第1章「プロフェッショナル・サービスのためのマーケティング」を読み進めてきました。

弁護士や公認会計士、医師といったプロフェッショナル・サービスにも、外部環境の変化により、従来はあまり重視されてこなかったマーケティングが求められてきています。プロフェッショナル・サービスのマーケティングは、差別化が容易でなかったり、品質管理が難しいという特有の問題があります。

しかし、何よりも真っ先に達成すべき課題は顧客志向の確立と言われています。

理由は、総合的なマーケティング活動の根底に位置づけられるため、真っ先にやるべきなのに、決して簡単ではないからです。

コンセプトを決めてブランドイメージを打ち出そうとしたり、広告を打って新規サービスの引き合いを得たとして、実際にサービス提供する専門家に顧客志向が浸透していないと、その姿勢はお客様に伝わってしまいます。お客様の課題を協力して解決することがサービスなのに、お客様は専門的なことを知らないから教えてあげている、という感覚で仕事をしていていは協力関係を築くことは難しいです。

だからこそ自分達の専門性を届ける(プロダクト・アウト)だけでなく、自分達のミッションに合った市場やお客様の課題に寄り添う(マーケット・イン)姿勢が大事になるのです。

そして姿勢だけではマーケティングは実現できません。明日からは、この先の章のまとめに位置づけられる「プロフェッショナル・サービスのマーケティング 12のキーポイント」を読み進めていきます。

終わりに

新しい知識を手に入れるために本を読んでいるのに、入社した頃に学んだマーケット・インの考え方を思い出し、初心に帰った気分です。

では、また明日。

ティール組織の自主経営がヒエラルキーを不要にする 5分読書#15

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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