元外資系コンサルのガラクタ箱

ティール組織の自主経営がヒエラルキーを不要にする(5分読書#15)

こんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。

リーダーからシビれるような命令をもらった経験はありますか?

リーダーシップが話題になると思い出す映画が、踊る大捜査線のTHE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!です。

この映画では、リーダー不在の組織と好ましくないリーダーシップ、そしてメンバーを信頼してうまくいく素敵なリーダーシップが登場します。

自分も過去に参加したプロジェクトでのリードしてもらったことや、拙いながらもチームやプロジェクトを進めたことが走馬灯のように思い出されます。

ティール組織

ティール組織の第Ⅱ部の第2章を読み始めました。自主経営(セルフマネジメント)の組織構造に関する内容です。

進化型(ティール)における組織構造は、上が下を管理するものではありません。

だから階層構造(ヒエラルキー)とかピラミッドのような組織図は不要になると言われます。

例としてビュートゾルフというオランダの地域看護の組織が出てきます。

ヨス・デ・ブロックというこの組織の創始者が組織を立ち上げる前の業界構造は、達成型(オレンジ)でした。

効率化を重視し生産性をあげていくもの。

これが患者さんや看護師の人間的なつながりを薄れさせ、医療の質も下げることにつながっていました。

ビョートゾルフでは、患者が自分の面倒を自分で見られるようにすることを重視しました。

[イラスト解説]ティール組織にあるビュートゾルフについて紹介した1ページを引用します。

これにより看護師が患者さんを管理したり、看護師の組織の中での管理する/されるをなくすことができ、驚くべき成果をあげました。

従来の達成型の介護組織と比べて、病気を理由とする欠勤率が60%低くなり、離職率が33%低くなったそうです。

明日はこのビュートゾルフの成果につながった自主経営の特徴について読み進めます。

コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング

今日はお休み。

終わりに

組織やチームで何かをするのは一人では成し遂げられないことを実現するためなのですが、他人を管理したりされたりというのはとても手間のかかるものですし、想いは人それぞれというところもあり決して簡単ではありません。

管理の煩わしさやデメリットを解消すべく「ティール組織的にしよう」としてルールや何かを定めれば実現できるものでもなく、事例として紹介されている組織がどのように導入していったのか、引き続き読み進めてみます。

では、また明日。

自分のサービスとマーケティングは関係が薄いという思い込み 5分読書#16

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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