元外資系コンサルのガラクタ箱

はしょり厳禁!講演資料作成支援では講演者の伝えたいことを丁寧に理解する

パワポのテンプレートのせかえは単純作業にとどまらない

という記事の続きで、講演用資料の作成をしています。講演者もコンテンツも別の方ですので、資料が社内フォーマットに則りかつ、わかりやすいものになっていることがゴールです。

講演を通じて伝えたいことを理解する

期間も限られているためいかに効率よく資料を手直しするかに注意が向かってしまいますが、焦りは禁物です。

まずは、講演を通じて伝えたいことを自分なりに理解できているかチェックしてみてください。

さらにはそれが聴衆の聴きたいことに合っているかもみていきたいですが、おそらく講演者ほどには伝えたいことが理解できていないのではないでしょうか。

仮に事前に内容について説明を受けていても、個々のページを読むと、理解できない用語や数字の根拠、データ間の整合など自分で説明できない点がたくさん出てきます。

手直しに入る前に、これらの説明できない点を一つひとつつぶしていくことが大切です。

伝えたいことを自分の言葉にしてみる

ある章を理解できたら、章の各ページのヘッドラインメッセージを自分の言葉にしてみます。

そのまま使えるページもあるかもしれませんが、伝えたいメッセージではなく「現状調査」などのタイトルになっている場合もあります。

そういったページは現状調査についてそのページで語られている内容を簡潔に文章化します。

自分の言葉といいつつも好き勝手書くのではありません。個々のページで講演者が伝えたいことを把握した上で、統一された文体で簡潔に伝えたい内容を言葉にします。

これはなかなか骨の折れる、難しい作業です。

終わりに

ここまでできれば今度は各ページの本文や使われているグラフ、図、絵などがメッセージを説明するのに過不足ないかをチェックしていきます。

こちらの続き記事もいかがですか

プレゼン資料に使われているグラフの構成要素と注意点について書いています。

プレゼンメッセージを支えるグラフの構成要素

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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