元外資系コンサルのガラクタ箱

「A社の今後の戦略について話すための資料を用意して」と言われて最初にやること

部内の研修でグループワークがありました。

与えられた時間は10分。

次々とアイデアを出してくれるのでそれを聞き拾い集めながら、ホワイトボードにまとめました。

何の情報を集めるか、それらはどこから集められるか、を整理した表ができました。

しかし、後で解説を聞きながら、自分的には0点だったな、と。

模範解答(の前にやるべき大切なこと)

誰と何の戦略を話すのかを聞くこと。

大事なのは依頼主の目的を明らかにすることです。

どんな情報を集めた資料が欲しいのかを知るためには、それを使って何をしたいのか、それをしてどうなりたいのかを知ることがとても大切です。

依頼主の真意を知るために大切なこと

依頼主からの依頼内容を明確にするにはどう問いかけるかが大切だとありました。

「何をすればいいのか」だとおそらく完成形までの詳細を表現するのは至難の技です。

「どんな資料を用意すればいいのか」とページ構成や内容イメージを交えながら問いかけるのは効果的ですが、こちら側である程度イメージができている必要があります。

「誰と何をするのか」「結果どうなるといいのか」を問いかけることが第一歩です。

HowもWhatも大事ですが、その前にまずはWhy。しかしそのWhyを明らかにするためには、「目的は何ですか?」と問いかけるだけだと、用意してほしい意図を主観だけで伝えられる可能性があります。

依頼主の視点に立って問いかけることで、依頼主が何をしようとしているのかを引き出すことが大切です。

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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