11/17(金)のドラえもん放送は、「ハツメイカーで大発明」と「大砲でないしょのはなし」でした。ハツメイカーはキテレツ大百科のように道具のレシピを出してくれる道具です。子どもの頃に欲しいなと思ったものの一つです。
毎週のドラえもん記事では、小2の子供と一緒にみているドラえもんを題材に、頭の柔軟体操のように感じたこと考えたことを書いています。
画像は公式サイトより。
http://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/story/0502/
ハツメイカーで大発明
ジャイアンにいじめられた時にさささっと逃げられる道具が欲しいというのび太。いつものことながら道具に頼りっきりののび太君に説教すると、のび太は言い返し大喧嘩をします。ドラえもんは22世紀に帰ってしまいます。
心配してドラミちゃんが「ハツメイカー」と「材料箱」を出してくれます。
欲しい道具を注文すると作り方を教えてくれるものです。
実際にのび太が作ったものは以下のようなものです。
- いじめっこからすばらく逃げられるゴキブリぼう
-魚眼レンズ
-コンピュータ
-レーダーアンテナ
-筋肉に刺激を与える電極 - タケコプターのかわりの空中歩行機 二本の足で空を飛ぶ
-片方の足が地面に着く前に反対の足を上に上げれば飛べるというもの - 春夏秋の花が一年中見られるオールシーズン花壇
- テストで100点とれる機械、スポーツマンになれる薬、こづかい製造器
→これらは依頼だけ受けて実際には作った様子は放送されていません - どんないじめっ子もやっつけられる スネ夫から発明料1000円
- どんな強い相手でもいじめられる機械 ジャイアンから発明料10円
→矛と盾の話のようで互角の戦いでした
この道具の画期的なところは、やりたいことをインプットすると即座に発明品の設計書をアウトプットできるR&D機能と、それに必要な材料をすぐに揃えられる調達機能です。これがあると製造業は大きく変わりますね。
とはいえ、最後は、「便利な道具だけあっても仕方ない。やっぱり頼りになるのはドラえもんだよ、ひどいこといってごめんね」と仲直りします。
大砲でないしょのはなし
部長から電話があったが川に釣りをしに行っているパパに連絡する手段がありません。携帯電話がなかった頃の話です。
メッセージ大砲という道具を使ってのび太はパパにメッセージを伝えます。パパはメッセージを聞いて公衆電話にかけつけます。
一見携帯電話があればこの道具は意味をなさなそうですが、メッセージを送りたい相手が何をしているかリアルタイムに画面で確認できるところが画期的です。
送るメッセージは壁こそすり抜けられるものの送信速度はそれほど速くなさそうです。
家の前で見張っていたジャイアン達がいなくなって安心したのび太とドラえもんが気を許して悪口を言う時、うっかり録音ボタンを押してしまいます。
聞かれたら大変なメッセージを撤回しにいきますが壁をすり抜けるため捕まえることができません。
結局ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん3人の目の前で悪口を全部聞かれてしまいます。せっかく見つけたイチジクは、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんで独占してしまうオチでした。
携帯電話やポケベルのない時代にメッセージを送れることの便利さと、誤送信のリスクをイメージさせてくれる興味深いおはなしだったのかなと思います。