プロジェクトは定常業務と違い、プロジェクト用に一時的に体制が構築されます。
異なる部署から様々な役割や役職の人が集まり(異なる会社なことも珍しくありません)プロジェクトを進めていくため、マネージャーやリーダーの指示命令だけですんなり動くとは限りません。
本記事では、チームビルディングの重要性やプロジェクトを成功させるためのコツを紹介します。
チームビルディングって飲み会?
チームビルディングというととりあえず飲み会を開催しよう、という話になることがあります。
もちろん人となりを知ることは大事ですし、喫煙所コミュニケーションがプロジェクトの風通しをやくするのに一躍買うことは珍しくありません。
仕事とはいえ、お互いが気を許して楽しく会話できることはたしかに重要です。
しかし、飲み会だけがチームビルディングかというとNoです(当たり前ですが)。
チームメンバーの構成要素
チームメンバーは、個人の集まりですが、プロジェクトにおける所属チームや役割、担当タスクを持っています。
また、プロジェクト参画前のバックグラウンドとしての所属組織や保有スキル、業務経験などを持っています。
こうしたプロジェクトワークにおいて互いに知っておく必要のある情報を知ることもまたチームビルディングの重要な要素です。
キックオフやアサイン説明
となるとこれらの要素を共有する場が必要になります。それはプロジェクトやフェーズ開始時のキックオフミーティングです。
プロジェクトの目的や進め方とあわせて、プロジェクト体制やチームメンバーの紹介も行います。
規模が大きくなるとプロジェクト全体会議ではメンバー個々人まで紹介されないこともあります。その場合はチームごとにキックオフを行います。
開始後にメンバーが追加になったり変更になることもあるため、その場合はリーダーから個別に説明を行います。
相談できる人がいないメンバーを作らない
みんな仲良く和気あいあいとしたチームやプロジェクトが作れるにこしたことはありませんが、和気あいあいとするのを好まないメンバーもいます。相性がよくない人同士もあります。
それは仕方ないのですが、気をつけたいのは、孤独なメンバーを作らないことです。
スケジュールが厳しくなったり、品質課題が発生したりとプロジェクトには困難がつきものです。
こうした時、どうしても個人に負担がかかることがあります。気軽に相談できる人やリーダーがいればいいのですが、相談できる人がいなかったり、リーダーが多忙すぎて声をかけづらい、ということもあります。
弱ってしまってからや、遅延や品質課題が発生してからでは遅いです。
チームビルディングを考えるリーダーやプロジェクトマネージャーは、タスク割り振りだけでなく、メンバーの人間関係にも気を配ることが成功の鍵になります。
おまけ:血液型を活かしたバランスよいチームのつくり方
血液型で性格が決まることはない、という研究もあるようですが、わりと使えるなと個人的には思っています。