元外資系コンサルのガラクタ箱

課題の整理について

課題一覧への書き方のコツを紹介します。課題一覧には、解決すべき課題を書きます。

そのため、発生している事象とそれに対する問題意識を事実として明らかにします。

問題が構造化され、解決に向けたアクションと結びつけられるかを確認します。

アクションと結びつけられる場合は、誰が何をいつまでにやればいいか明記し、定期的にモニタリングしながら解決まで見守るのみです。

問題が特定できない、アクションに結びつかない場合は、問題の深掘りが必要です。5w2hなどの切り口で問題を事実ベースで整理していき、具体的に誰が何にどのくらい困っているのか、解決しないとどうなってしまうのかを明らかにします。

時折課題管理で目にするのは、誰が何に困っているのか明確になっていないまま手探りで対応が進んでおり、解決しないまま滞留したり、お蔵入りすることです。

課題解決できる能力のある方も、一覧に書かれた内容から想像して検討するため、事実や本質からずれてしまうこともあります。

本当に困っている人の困っていることを解決できるよう課題一覧の書き方には注意したいところです。

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mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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