こんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。
規模にも業種にもよらずティール組織の自主経営というのは見られるようですが、自主経営の対極にありそうな学校組織でも実例があるようです。それがベルリンの学校組織ESBZです。
ティール組織
ESBZはベルリン市中央にある7〜12年の学校です。日本でいうと中高一貫校ですね。2007年に開校したこの学校は、
開校時は16名でした。半年後に30名が追加され、数年で生徒が500名になりました。ESBZモデルを学ぼうと全国から校長、教師、教育の専門家らが数百人も訪問するような魅力的な組織になったのには何が理由なのでしょうか。
創設者は、元理科教師の急進的な改革者、マーグレット・ラスフェルトです。
暴力、いじめ、ゆすり、たかりと生徒たちが抱えるさまざまな問題について徹底的に話そうとしたラスフェルトの姿勢は、
答えは求められても一切与えない。自分で見つけるよう促し、支援することでした。
これにより、生徒たちの勇気、忍耐、回復力、知性、思いやりに驚愕するとともに学校が刺激してこなかったことにも気がついたのです。
ここには多様な生徒がいて、20%は少数民族、25%は政府から食事補助の受給資格ありという一方で、25%は正反対でエリートや裕福な家庭の子どももいたそうです。
大変興味深いのが、どの生徒も日誌を持っていて日々の成果を記録していた点。
毎週金曜に生徒は、担任の先生と個別面談を行い、課題の進捗状況や翌週の計画を確認します。何か問題があればそれについて話し合います。心配事や人間関係の悩みを相談しても構いません。
1年に2回、担任の先生との話し合いの中で数カ月の目標を3つ自分で決めるそうです。
終わりに
「自主経営/組織構造」の章が終わりそうですが、謎は深まるばかりです。自主経営/プロセスの章がとても気になります。
では、また明日。