元外資系コンサルのガラクタ箱

進化型の視点を持つとエゴが抑制できる/ 専門家にマーケティングが必要な外部環境 5分読書#5

1日5分読書も5日目になりました。そして今日は金曜日です。

コロナ影響でずっと家にいるので平日と週末があまり変わらない気もしますが、土日は土日で楽しみたいものです。

今日も5分×2冊、読み進めていきます。

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ティール組織

ティール組織のp74-75を読んでいます。

進化型は、それ以前の型と意識レベルで違いがあるというのが昨日の内容でした。

進化型に限らず、新しい型に移行するにはそれまでの環境から自己を切り離す必要があります。

そして多元型→進化型においては、自分自身のエゴから自らを切り離すことになります。

支配したい、自分を好ましく見せたい、周囲になじみたいといった欲求を最小化する
自分の人生がエゴを失う恐れによって反射的に振り回されることはない

これを読んでいてスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の原則中心という言葉を思い出しました。自分の内面の中心が何かというトピックで、そこには配偶者、家庭、お金、仕事、所有物、娯楽、友人、敵、教会、自己などが例にあげられています。

自分以外の何かが中心にあると、それが自分の思うようにならないことで振り回されてしまいます。例の最後にある自己中心というのは一見よさそうに見えますが、他者と自己を切り離してとらえているため不安定さは消えません。

ティール組織の本では、恐れに置き換わるものは、人生の豊かさを信頼する能力とあります。引用した箇所には「欲求を最小化」とありますが、これは単に我慢するということではなく、自分も他者もあわせて豊かさを信頼できることにより、不安や恐れから生じる欲求を抑えることにつながるのでしょう。

また7つの習慣の第4の習慣Win-Winを考えるのところで、「豊かさマインド」と「欠乏マインド」という言葉があります。豊かさマインドは、この世にはすべての人に行き渡るだけのものがたっぷりあるという考え方です。欠乏マインドでは他者の成功にも嫉妬が残ったり自分が損をしたような気がしてしまいます。

進化型の視点を持つようになるプロセスにおいて、人々や物事を支配したいという欲求を抑制できるようになるようです。明日は、「コンパスとしての隠れた正しさ」を読んでいきます。

コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング

第1章「プロフェッショナル・サービスのためのマーケティング」を読んでいます。プロフェッショナル・サービスを提供する専門家の外部環境として昨日は1. 法律や倫理綱領の改正を読み進めました。

  1. 法律や倫理綱領の改正
  2. 専門家の供給過多
  3. 異なる職種間のあいまいな境界線
  4. 専門家に対する不満の増大
  5. 技術の急速な変化

2〜5については1よりもイメージがしやすいです。供給が上回り需要が不足してくると、顧客を引きつけるためのマーケティングの重要性は高まります。競争の垣根はさがっていますし、情報を得た顧客からの専門家への期待は高まっています。技術の変化は上記の変化のスピードや形を変えることにもつながり、やっぱりマーケティングの重要性は高まっていると言えます。

明日はこうした外部環境を踏まえて、マーケティングとはどういう活動なのか、についてp4から読んでいきます。

関連記事:マーケティングの基礎(プロセスの全体像)

終わりに

5日続けることができました。100日続けることを目標にすると、次は10、25、50、75あたりをマイルストーンに置くのがよいように思います。95日後にどんな生活になっているか、コロナの状況からは想像しづらいですが、記事更新は続けていきます。

では、また明日。

5分読書#6 進化型の意思決定基準は内面/ マーケティングの定義

 

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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