元外資系コンサルのガラクタ箱

ティール組織の組織モデルはどれか一つにきれいにあてはまるわけではない (5分読書#2)

1日5分読書の2日目です。

あの人はO型だからおおらかだよね。A型だからきっちりしてるね、というように血液型で性格がおおまかにわかるという話を聞いたことありますか?

これは科学的根拠はないようなのですが、意外と結構あてはまったりするので職場でも話題になることがあります。

しかし「A型なのに品質がよくない」とか「O型なのに細かくて怒りっぽい」などとレッテルを貼ってしまうと話がおかしくなります。

ティール組織の組織モデルは色分けされていてわかりやすいのですが、実際の組織にそれぞれ一つの色としてきれいにあてはまるわけではないことが書かれています。

ティール組織

今日は、第Ⅰ部歴史と進化の第2章発達段階について。

p66の「人類の進化の複雑さ」のところを読みました。本書では、組織モデルを抽象化し色で解説しているものの、現実の組織は、決してどれか一つにきれいにあてはまるわけではないといいます。

言えるのは、人はある特定の瞬間に、ある一つのパラダイムに「基づいて活動している」ということだろう(ティール組織, p67)

と書かれています。

パラダイムとは、ものの見方を決める基準のようなものです。

スティーブン・R・コヴィーは7つの習慣で以下のように表現しています。

パラダイムとは、正しかろうがそうでなかろうが、私たちの態度や振る舞い、最終的には他人との関係の源である

太陽が地球の周りを回っていると信じて疑わなかったパラダイム。地動説によってこの見方が180°変わりました。このように劇的に見方が変わることをパラダイム・シフトと言います。

ティール組織の中では、それぞれの色で表現するパラダイムと組織形態が、どれか一つにきれいにあてはまるわけではないこと、それぞれが他を内包する要素もあることに注意しながら見ていくことが大事としています。

わかりやすい色分けを知ってしまうとつい、あの組織はグリーンかな、オレンジかななどとレッテルを貼ってしまいがちですが、単純化し過ぎないよう警鐘を鳴らしています。

コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング

序文を読んでいます。

プロフェッショナル・サービス業界においてマーケティング・プログラムを導入、実施するための指針となるべき情報が著しく不足している現状をふまえ、単なるマーケティングのヒントやアイデアや概念をまとめたものにとどまらず、多くの関係者の思想をひとつにまとめ、各種のマーケティング・アプローチをどのような目的でいかにして実行するかを説明しています。

原理と理論をビジネスに導入し、収益へと結びつけることができるはずだと書かれています。

終わりに

「1日5分」とハードルを下げていても、2冊並行していたり、ブログ記事を書いたりするとなんだかんだで時間はかかります。

ただ、積ん読になっていた本を手にとることに意識が向いてきているのでいい感じです。

ブログ記事を書く点に関しては、同じアイキャッチ画像を流用できること、タイトルや構成を考えなくていい点などルーチンになり省力化もできるのも利点です。

組織の発達段階を決めるリーダーシップ 5分読書#3

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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