セールス&マーケティングの部門に異動して1年が経ちました。自動車業界を離れてからももう少しで1年。
さらに後ろ側に立ち位置を変えて、売上や見込データを扱っています。シンプルな集計作業も多いですがそれがまた楽しいです。言うほどシンプルではないですし、シンプルにできちゃうほどデータは整ってないですし。
Siebel導入を通じて培ってきたデータモデルの知識や運用保守、グローバル展開で培ってきたデータの実情を使っています。顧客マスタの階層や、担当組織と担当者のデータモデル。商談や見込、契約、売上のデータモデル。
マーケティング部門にいるのに、マーケットと自社をつなげる手前のデータ整備にどうしても関心が向いてしまうのは経験値がそっちよりだからなのかやっぱり裏方を好むからなのかわかりません、両方な気もします。
データ構造がきれいになってダッシュボードで必要な部門や必要な人がデータを見られるようになると、今やってるような集計作業は不要になります。それは特定の業界や顧客だけでなく、他の業界や注力顧客にも展開できますし、注力するサービスカテゴリーの軸からも同じ見方はできるはずです。
これは営業を推進するための基盤。営業組織がより効率的に動くための土台です。
次ステップとしては、実際の数字を背負って営業を行う各事業部と、数字が将来こうなると見込めて、市場に打って出るための活動を引っ張るマーケティング組織が足並みを揃えながら取り組むことです。
昔は組織の向かう方向とか引っ張る人に合わせてかなり柔軟に自分の進む方向を変えられた気がするのですが、結構今は軸足が定まっています。
とにかくデータを押さえる。
ビジネスセンスがない自覚は相変わらずですが、Revenueを適切な切り口で抽出できるようになったら次はForecastを整備。Opportunityを適度に分析しつつ、一方でMarket Sizeを算出してどこに伸びしろがあるのかを見出していく。
海外間連携、事業部間連携を推進する組織や人のための武器としてのデータを押さえる。
ここが軸になるかな、と。