元外資系コンサルのガラクタ箱

プロジェクトマネジメントの基礎その3

プロジェクトマネジメントの基礎その2の続きです。

プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント

コミュニケーションの多くを占めていたステークホルダー・マネジメントがPMBOKガイド第5版で独立しました。

そのため、情報伝達に関わる活動がメインになります。

プロジェクト情報の以下を適時かつ適切な形で確実に行うために必要なプロセスで構成されます。

双方向、プッシュ型、プル型のコミュニケーションがあり、その使い分けがポイントになります。

リスク・マネジメント

発生が不確実で発生した場合にスコープやコスト、品質などに影響を及ぼすものがリスクです。

プロジェクトで発生した課題については何らかの対応が必要になりますが、リスクについては発生するとは限らないため、影響を分析した上でリスクごとに対応方針を決めておきます。

調達マネジメント

プロダクトやサービスをプロジェクト外部から購入や調達することです。

内外製の方針や契約、ベンダー管理などをともないます。

ステークホルダー・マネジメント

プロジェクトに影響を与えたりプロジェクトによって影響を受けたりする可能性のある組織や個人を特定し、期待や影響を分析し管理するものです。

特定したステークホルダーに対して、権力と関心度の2軸でステークホルダーマップをつくることもありますし、不認識、抵抗、中立、支持、指導などのラベリングを行い、支持を獲得するよう働きかけを行います。

終わりに

3記事にわたりプロジェクトマネジメントの知識エリア10について概要を解説しました。

これらの詳細は本家PMBOKガイド第6版にも詳細がありますが、

概要であれば以下の本もおすすめです。

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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