元外資系コンサルのガラクタ箱

2017深海展で最先端の深海に触れる みどころと注意点

国立科学博物館の特別展に行きました。7/11に始まってすぐの三連休ど真ん中ということで激混みでした。

公式サイト:2017深海 最深研究で迫る“生命”と“地球”

展覧会に混雑は百害あって一利なし

激混みが残念だったので、これから行かれる方はなるべく平日や夕方など混まないタイミングをお勧めします。館内ですいてる展示を先にご覧くださいなどと案内がありますが、焼け石に水です。混む展示には次々と客が押し寄せるわけですから。

展覧会は皆で観ると盛り上がるスポーツや音楽とは違います。可能な限り空いているタイミングを狙ってみてください。夏休みの自由研究に、といううたい文句もありますが、落ち着いて研究楽しめる状態とは思えません。

昼過ぎに行くと80分待ちだったのでいったん断念。常設展を楽しんでから14時半頃に再度足を運んだら、30分位の待ち時間で入れました。

深海魚を楽しむには沼津の深海魚水族館のほうがいい

混雑に続いて批判的な感想になりますが、この展覧会は空や宇宙と並ぶ未開の地である深海に、人類がどう挑んでいるかを知るためのものです。

宣伝ではかわいい深海魚や珍しいものがフィーチャーされていますが、そこまで多くはありません。

深海魚を楽しむには、沼津港深海水族館のほうがお勧めです。

沼津港深海水族館

こちらもなかなかの混雑ぶりですが、かなり入場制限が効いていて、館内はそれなりにゆったり楽しむことができました。

もちろん水族館と博物館を一緒に比較するのは筋違いかもしれませんが、子連れに関わらず深海魚の独特の世界を楽しむには、こちらをお勧めします。

深海展のみどころ

ではどんなところが本展のみどころなのでしょうか。深海生物については、発光と巨大がテーマのようでした。そして、研究の最前線を伝えるべく、調査船や道具についても多くの資料が紹介されていました。

発光生物

9割の深海生物が自ら発光する能力を持つというから驚きです。照らして捕食するため、逆に身を守るために検知したりと想像はできても解明されてないことが多そうです。それにしてもデメニギスはユニークな見た目してますね。

深海の巨大生物

深海の不思議の一つである巨大生物。これらを通常種と横に並べてその大きさを対比しています。オオグソクムシの隣にダイオウグソクムシ、スルメイカの隣にダイオウホウヅキイカが並ぶとその違いが際立ちます。

深海調査に使われる道具

この展覧会の一番の見どころともいえるのがこの調査に関する資料です。有人調査探査船「しんかい6500」は大小の模型もありますし、音声ガイドを務めるしょこたんこと中川翔子さんが芸能界最深に潜った時の感想を語っています。

世界最大の掘削船「ちきゅう」についても模型やドリルパイプの実物など豊富な資料が展示されています。掘削操縦室の展示も見ていてわくわくします。

深海展

開催期間:2017.7.11-10.1

開催時間:午前9時〜午後5時 ※金・土曜日は午後8時まで (入館は各閉館時刻の30分前まで)

開催場所:国立科学博物館 上野公園

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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