「プランが達成の見通しと一歩踏み出す勇気を高める」という記事を書きました。
- 会社員として社内で提供できる自分の価値を増やしていきたい。
- 今は会社員として社内のみに価値を提供しているが、今後社外にも広げていきたい。
- 個人事業主にもなれる選択肢を持ちたい。
そんな人に向けて、「半歩先を照らすブログ」としてシリーズ記事を書いています。
本記事では、自分の商品やサービスの価値を高めるためのヒントを紹介します。
まず目を向けるのは自分の商品・サービス
実際にお客さんにお金を出して買ってもらえる商品やサービスをお持ちですか?
いきなり独立開業の柱となるような商品やサービスである必要はありません。
このブログや書籍も自分の商品です。
社内外関わらずもっと価値を提供していきたい時は、売りこみ方についていろいろ考えるかと思います。
もっと多くのお客さんに何かを売っていきたいからこそマーケティングや営業について考えるのは自然です。
しかし、市場に何か価値を届けようとするとまず立ち戻るのは自分自身です。
ご自身のビジョンを体現するようなになるような商品やサービスは何でしょうか。
自分の商品・サービスと向き合う時の痛み
その商品やサービスを直視する時にひっかかるのは何でしょうか。
それは、「自分の商品やサービスに価値がないんじゃないか?」ということかなと思います。
たくさん価値を届けて売上をあげたい。
その障害になる一番の理由は、自分が届ける商品やサービスに価値が足りないことです。
足りないと感じるなら価値を追加するのが一番です。
そこで注目したいのがお客さんが感じる「痛み」です。
お客さんの痛みと向き合う6つの項目
自身の商品やサービスに価値が足りないことが痛かったとすると、その痛みを解決してくれるものには価値を感じると思います。
同じように、あなたの商品やサービスが、あなたのお客さんのどんな痛みを解決するのか考える項目を以下に紹介します。
- あなたのお客さんは誰ですか?
- あなたの商品が解決できる問題や痛みは何ですか?
- その問題を解決するためにあなたはお客さんに何を約束しますか?
- あなたの商品は何ですか?
- 何があれば安心してお客さんはあなたの商品を買うことができますか?
- あなたが商品をお客さんだけでなく広く世の中に届けたい大きな目的は何ですか?
データ移行ガイドブックが解決した痛み
2年前に本を書きました。
この本が対象としたお客さんは、10年前の自分でした。
コンサルタントとして経験を積み、データ移行チームを任されてもなんとかやっていける気がしていた当時の自分。
やる気もあったし、会社が持っているメソドロジーやテンプレートもフル活用して臨んだ移行タスク。
しかし、現場の勘所がなくてとても苦労しました。
例えばこんなことにうまく気づいて対処することができませんでした。
- 性善説でいてもリスクや課題に対処できない
- 移行データ品質の評価が漏れるとまずい
- 移行仕様の詰めが甘いとまずい
- 工数の見積もりが過小だとまずい
- アーキテクチャが貧弱だとまずい
- テストが甘いとまずい
- 処理速度を出すための考慮が足りないとまずい
- 暫定的に切り抜ける手立てを知らないとまずい
- 自分以外にNoと言える人がいないとまずい
私は、当時の大失敗の後に、いくつものプロジェクトでその経験を糧に、対策をとり、同じ失敗を繰り返さずプロジェクトを完遂させました。私だけでなく、私以外のチームメンバーも、このノウハウを活用して移行を行いました。
だからこそ、このノウハウは世に出しても大丈夫、と約束できます。
購入前に信頼して頂くために、コンサルタントが現場で習得したノウハウであることを明記しました。持ち込み企画とはいえKindle Direct Publishingではなく、商業出版の形で出したことも信頼を得るための一つの手段でした。
そして、本を出してまで私がデータ移行のノウハウを届けたかった理由。
それは、10年前の私のような苦労をする人を一人でも減らしたいからです。さらには、同じようにノウハウを共有することで苦労する人を減らせるという可能性を提示すること。
企業オフィシャルで発信するもののラインナップには入らなそうなニッチでちっぽけなノウハウにも人の苦労を減らし、人の幸せを少しでも増やすことができる助けにつながる。
こうした可能性を増やしたくて私は本を書きましたし、今もブログを書いています。
終わりに
いかがでしょうか。この記事がご自身の商品やサービスの価値を高めるヒントになれば幸いです。
次記事は「飲み会やパーティーが苦手な人のためのコンフォートゾーン」です。