名古屋駅から名鉄で1駅、栄生(さこう)駅にあるトヨタ産業技術記念館に行ってきました。
長久手(ながくて)にあるトヨタ博物館は自動車に特化しているのに対して、こちらは繊維機械と自動車の両方が展示されています。
今回みてまわったところ
旧豊田紡織の本社工場跡に設立されたこの博物館は、繊維機械館も含めてじっくり見て回ると半日コースです。持ち時間が1時間だったこともあり、早々に自動車館に移動しました。繊維機械館の終わりに、金属加工コーナーがあり、鋳造、鍛造、切削を見ることができます。
金属加工コーナー
- 鋳造(10分) 11:30, 14:30
- 鍛造(4分)随時
- 切削(7分)10:50, 14:50
今回は鍛造を見せてもらいました。ちなみに鋳造とは金属を熱でとかして鋳型に流し込むもの。
鍛造はハンマーで叩いて圧力を加えて強度を高めつつ加工するもの。切削は削り取るものです。
エンジン試作~自動車事業
エンジン鋳造の試行錯誤が紹介されています。テレビドラマLEADERSでも取り上げられていましたが、500以上のパターンを試したのだとか。
LEADERSをみておくと自動車事業創業期コーナーを見る楽しさが倍増するのでぜひ見てみてください(感想記事はこちら)。
自動車の仕組みと構成部品
吹き抜けの広々とした空間を横目に、自動車の仕組みと構成部品の解説コーナーが続きます。数万点の部品から出来上がっている自動車に詰まった叡智を垣間見ることができます。
一通り見て終わると、階段を下りて1階へ。
スタンダードセダンAA型とG1型トラック
等寸大のセダンAA型とG1型トラックがあります。
自動車生産技術、開発技術の変遷
金属加工のところで見せてくれた鍛造はミニチュア版でしたが、ここでは実物大の600トンプレス機があります。
カンバン、アンドン、溶接、射出成型、塗装、組立、ほんと1時間だと全然時間が足りませんでした。
おわりに
トリップアドバイザーによる行ってよかった工場見学&社会科見学ランキング2017で1位を獲得する施設です(ちなみに2位はJAL、3位はサントリー山崎蒸留所です)
この規模で大人500円というのはお得感満載です。実演や説明員も多くて、見ごたえがあります。名古屋に行く時には半日確保してぜひ足を運んでみて下さい。