手作業でデータチェックする時に気をつける必要があるのが、コード値の先頭にある0です。
例えば以下のような顧客コードがあったとします。
- 01123
- 00015
- 12345
これらが、意図せず以下のような状態になることがあるのです。
- 1123
- 15
- 12345
どんな時に0がなくなるか
多くは2つのケースです。
- ファイルをExcelで開いた
- Accessの数値型のフィールドにインポートした
1. ファイルをExcelで開いた
最も多いケースはこちらです。ただ開いただけで既に0がなくなった状態で表示されます。0をなくす、などのメッセージも一切出ません。
2. Accessの数値型のフィールドにインポートした
Accessにはデータインポート時にテーブルを作成する方法と、既にあるテーブルにインポートする方法があります。後者の既にあるテーブルのフィールドが数値型だった場合に、0落ちが発生します。
0落ちを防ぐ方法
1つ目のExcelで開く際に0が落ちるのを防ぐ方法は、開く前にインポート定義で該当項目を文字列にすることです。いくつかのやり方があります。
ファイル→開く からインポート定義を表示させる。拡張子が.csvだと表示せずに開くこともあります。拡張子を.txtに変えると確実に定義画面を出せます。
データソースから取り込む。こちらは確実です。同じレイアウトで数ファイル取り込んだ場合はその名前も記録されます。何度も行う可能性があるならこちらをお勧めします。
もう一つ0落ちを防ぐのに役立つのが、出力時に項目を”などでくくってもらうことです。より確実に取り込めます。
2つ目のAccessはシンプルです。テーブル定義でフィールドの型をテキスト型に変えておけばよいです。
それでも0を落としてしまった、もしくは既に0がなくなった状態でデータを受領した場合の対処法を次回紹介します。