データチェックの基礎知識4回目は、差異が発生した時の分析方法です。
2つのデータを比較して件数に差異があった時は、まず片方だけに存在するデータを特定します。それぞれに共通する点を探します。特定の日付で作成されたデータや、特定の顧客や地域に限定されていないかなどです。
差異はプログラムのバグや、データ移行や臨時対応などで発生することが多いため、その原因にあたりをつけながら差異のあるレコード、差異のある項目を確認していきます。
ある程度片方を見たら残りを見てみるのも有用です。数項目だけ違っていてあとは同じデータが存在することが大いにあるからです。違いに気づきやすくなります。
慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、チームに経験者がいればどういう観点で分析しているか注目してみてはいかがでしょうか。