元外資系コンサルのガラクタ箱

私とデータ移行について

私は2001年に新卒でコンサルティングファームに入社しました。2か月日本で研修を受けた後、アメリカで2か月間Javaの研修を受けました。本来は世界各国のNew Graduateが集まり交流するネットワーキングも行われるのですが、ちょうど911同時多発テロの後だったため、キャンセルが続出。結局、日本人のみのParticipantがアメリカ人講師から英語で教わるという不思議な構図になりました。

研修後の配属はCRMでしたがITバブル崩壊の影響も大きく、CRM関連のプロジェクトに数か月アサインされた後、SCM特に物流関連のプロジェクトに参加することになります。

新卒でコンサルティングファームに入ると、SIerほどITの基礎を学ぶ機会がありません。もちろんセンスのいい方や性に合い開発スキルをのばしていく方もいます。

しかし仮にシステム導入のプロジェクトだとしても、外部設計のみを担当し、実際にコーディングをするのは協力会社のことが多いです。また、PMOの場合はそもそも業務やアプリの中身に触れる機会も少ないため、入社して5年が経とうというのに、これといった業務や技術の強みがない、という事態に陥っていました。

そんな時に私に与えられたロールがCRMシステム導入のデータ移行チームリーダーでした。リーダー役割は経験していても、中身に触れるのは初めての経験だったのです。

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

カテゴリー

モバイルバージョンを終了