元外資系コンサルのガラクタ箱

大人も役立つ読解力アップ直結問題集のロジックサイン

自分が大学受験していた時に、「新釈現代文」という本を読みました。

詳細は忘れてしまいましたが、「たった一つのこと」しか説かれていないという伝説の国語参考書です。

論の展開を正確に「追跡」し、論旨を把握することにフォーカスされていたと思います。

本記事では、ロジックサイン(指示語や接続語)に注目して論の展開を追跡するコツを紹介した本を紹介します。

文の構造を見抜いて読解力をつける

最近、小5の息子が「読解力アップ」という問題集に取り組んでいます。

この問題集は、論の展開のヒントになるロジックサインに慣れ親しみながら、文の構造から内容を読み解くものです。

5つのロジックサイン

ロジックサインは、ロジック(論理)を示すサインです。

5つあり、

  1. 同じもの
  2. 違うもの
  3. 理由と結果
  4. 内容を並べる
  5. 強調・考え

です。

同じもの

同じものには4つあります。

  1. 例 ・・たとえば、いわば
  2. わかりやすくする・・ つまり、要するに、すなわち
  3. 省略・・ これ、この、それ、それら
  4. 意味・・ 〜という

違うもの

違うものは4つあります。

  1. ひっくりかえす・・しかし、だけれど
  2. 否定と肯定・・〜ではなく
  3. くらべる・・一方
  4. 話を変える・・ところで、では、さて、それでは

理由と結果

  1. 結果と理由・・だから、なぜなら、したがって、よって

内容を並べる

  1. 追加・・また
  2. 追加と強調・・しかも

強調と考え

  1. 強意・・こそ、大切
  2. 心中・・思う、感じる、気がする、考える

大人になってからも役立つ読解力と表現力

こうしたロジックサインに自然に気づいて文章を読み解けることは、受験勉強にとどまらず有用と思います。たくさんの情報を読み解くことが求められる社会でも、的確に自身の考えを伝えて理解してもらうための基礎になるのではないでしょうか。

続編のこちらはストーリー仕立てになっているようなので、今の直結問題集が終わったら取り組んでみる予定です。

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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