元外資系コンサルのガラクタ箱

ティール組織が最小限のスタッフ機能でまわる理由 (5分読書#21)

こんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。

大きな組織には様々なスタッフ機能があります。

こうしたスタッフ機能を持つ組織のおかげで地域や部門をまたがって特定の機能を果たすことができます。とても効率的です。

また、スタッフ機能を持っていると経営陣が知りたい時に問い合わせる先が明確になります。舵取りに欠かせない組織です。

今読んでいる「ティール組織」では、上司やミドルマネジメントをなくし、さらにはスタッフ機能を必要最小限にして成功している例として、ビュートゾルフが紹介されています。

この記事のポイントティール組織を体現しているビュートゾルフでは、7000人の看護師に30人のスタッフ

ティール組織

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ティール組織の第Ⅱ部の第2章は、自主経営(セルフマネジメント)の組織構造が紹介されています。

進化型(ティール)の組織では、上司も不在、ミドルマネジメントも不在に加えて、スタッフ機能も最小限。

例として紹介されているビュートゾルフでも、7000人の看護師に対して、わずか30人のスタッフが現場のサポート業務を担っているそうです。

この理由は、スタッフ機能のほとんどがチームに委譲されているためです。

意思決定の権限が文化的に委譲されたとしても専門知識を必要とする業務はどう対処しているかというと、テーマごとの専門知識を誰が持っているかを社内SNSで共有し連絡可能な状態になっているそうです。

また、必要ある時は専門家を本社スタッフとしてではなく、フリーランサーとして採用することも可能、などとなるべく本社機能を大きくしない工夫がされています。

これにより、社内には解放感と責任感が満ちているとのこと。とても興味深い事例です。

終わりに

では、また明日。

マーケティングプログラム策定時に最初にインプットしたい情報(5分読書#22)

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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