元外資系コンサルのガラクタ箱

ティール組織は判断と寛容を両立する/サービスマーケティングの製品マーケティングとの違い(5分読書#9)

こんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。

本記事は、「1日5分の読書を100日続ける企画」として、2冊の本を5分ずつ読み記事にまとめているものです。「ティール組織」と「コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング」を読んでいます。本日は9日目になります。

この記事のポイントティール組織のパラダイムでは、判断と寛容という対立を超越し、決めつけないことでより高次の真実にたどりつける

ティール組織

今日読んでいるところは、p82の「全体性(ホールネス)に向けた努力」。

進化型パラダイムでは、判断と寛容という対立を超越できる、とあります。

ここで言う判断とは「自分たちが正しく、彼らが間違っている」と決めつけて対峙すること。

一方で寛容とは、意見の違いをうまく取り繕い、すべての真実は等しく価値があることを認めること。

判断する時にとりうる選択肢は、

です。

寛容の場合には、以下のような対応になります。

続いて、「人生と自然との全体性」の項目では、自己に誠実に向き合うほど、自分がもっと大きな何か、人生と意識がお互いに結びついた一つの織物のようなものの一部にすぎないと示されます。

自分は自然から分離しているのではなく、自然と一体なのです。

この考え方は、倉園佳三さんの「グッドバイブス ご機嫌な仕事」に通ずるなと感じます。

明日からは「第Ⅱ部 進化型組織の構造、慣行、文化」に入ります。いよいよ本題ではありますが、ここまでが87ページで、第Ⅱ部は300ページにわたって続きます。

コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング

第1章「プロフェッショナル・サービスのためのマーケティング」を読んでいます。今日は「サービスと製品との相違点」の部分を読みました。

サービスが製品と異なる点は以下とされています。

無形のため購入するまであるいは購入後に完成するまで、見たり味わったりできません。そこでサービスの質を示す「手がかり」としての物的証拠が重要になってきます。

不可分性とはサービスとサービス提供者が切り離せないということ。提供者のプロ意識、外見、態度などの特性がサービスの質に関わります。

変動性とは、サービスの質は変動が避けられないということ。人は間違えます。対策として最小限に食い止める措置をするとともに、起きたときに信頼を回復する手だても必要になります。

消滅性とは、サービスはとっておいて後で使用や転売ができないこと。需給バランスの影響を受けます。

満足の基準も顧客によって異なることや、顧客もサービス提供プロセスに参加するのも特徴です。

明日は、「プロフェッショナル・サービスのマーケティングに特有な10の問題点」を読みます。

終わりに

昨晩投稿した「すぐに読める:マンガでわかるプロジェクトマネジメント」で当ブログの記事数が400記事になりました。開設した2017年3月27日から1120日での400記事です。

読書企画始める前は月に数記事ペースでしたが、3年の期間を通してみると、1記事あたり2.8日ということで3日に1記事くらいの更新ペースになります。

検索で特定記事を読んでくださった方も、久しぶりに訪問くださった方も、記事公開の都度読んでくださってる方も、引き続きよろしくお願いいたします。

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では、また明日。

生命体に例えられるティール組織 / サービスマーケティング特有10の問題点 5分読書#10

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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