元外資系コンサルのガラクタ箱

プロジェクトマネジメントで新年度に気をつけたいこと

2年前に「年度のかわりめ雑感」という記事を書きました。

新入社員の方は新たな気持ちで電車に乗り、オフィスでの時間を過ごしているかと思います。

新年度の姿は毎年似たようなもんだと思っていましたが、今年はずいぶん雰囲気が違いますね。

複雑な気持ちで電車に乗り、自宅やオフィスでの時間を過ごしている感じでしょうか。

定期券売り場の風景

先の記事で私は「定期券を買っていない」と書いていたのですが、今は定期券を買っています。

スタッフ部門に異動して勤務先がほぼ一定になったからです。

2年も経てば変わっていないようで環境は変わっているものですね。

組織変更や人事異動のこと

システム運用に関わった経験上、年度のかわり目には、部署や従業員マスタを反映し、各種トランザクションの洗い替えを行う組織変更対応のことを思い出します。

関連記事:組織変更のシステム対応かんたんまとめ

もうSQL書いてデータ洗い替えとかはやってないのですが、顧客担当に関わるデータメンテナンスを静かに担当しています。

年度のかわり目とプロジェクトマネジメント

新年度になると新しい組織での業務が始まり、新しいプロジェクトを始めることはたくさんあります。継続プロジェクトでも体制が変わったりして何かと変化の多い季節です。

ただプロジェクト開始を4月にした時に気をつけたいのは、みんながフルに稼働できる前提で進まないことです。

部署ごとの各階層によるキックオフもあれば、新卒中途に関わらず入社した人の受け入れもある。何かと落ち着かないので中旬以降にならないとミーティングも入れづらかったり、タスク分担しても進みが思わしくないかもしれません。

今はコロナもあり特別な事態ですが、そもそも無風な状態でプロジェクトをやれる時って多くない、というか「ない」と考えておくほうがいいのかもしれません。

終わりに

時間がない時だって、どんな思わしくない状況だってプロジェクトメンバーは想像を超えるパフォーマンスを発揮してくれます。

だからプロジェクトメンバーが気持ちよく動けるよう、事情を考慮したスケジューリングとか、計画とかができればなと思います。

 

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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