元外資系コンサルのガラクタ箱

これからプロジェクトマネジメントを学びたい人に

プロジェクトが思うように進まなくて困っていませんか?あるいはプロジェクトマネージャーやリーダーがうまく進めてくれてはいるものの自分でもプロジェクトをまわせるようになりたい、もっとプロジェクトに貢献したいと感じていますか?

そのためにプロジェクトマネジメントを学ぶことはとても効果的です。

しかしたくさんの情報がある中で何から手をつけていけばいいのでしょうか。

関連記事:令和元年2019年に振り返る、平成30年間のプロジェクトマネジメント事情

「プロジェクトマネジメント」でググった時にWikipediaの後に出てくる以下の記事はとてもわかりやすいです。TECH::NOTEさんの記事です。

【初心者向け】プロジェクトマネジメントの基本をわかりやすく解説。必要なスキルやおすすめの本も紹介

この記事では「プロジェクトマネジメントってそもそも何か分からない」「どんなスキルが必要なのか分からない」「どうやって学べばよいか分からない」という方向けに、プロジェクトマネジメントの概要やおすすめの学習書が紹介されています。

さてさて、プロジェクトマネジメントとは何か分かりましたでしょうか?どんなスキルが必要かがわかり、次にとりたいアクションは決まりましたか?

プロジェクトマネジメントでGoogle画像検索した時に最初に出てくる記事を紹介します。

プロジェクトマネジメントについて

こちらもとてもわかりやすいです。プロジェクトと定常業務の違い、プロジェクト立上げから終結までのプロセスを視覚的に理解することができます。

ではあらためて質問します。プロジェクトマネジメントとは何か、わかりましたか?あなたが進めたいと思っているプロジェクトに何をしていけばいいか見えてきましたか?

プロジェクトマネジメントを学ぶ目的

世の中に情報はあふれています。

プロジェクトマネジメントを学ぼうと思ってググればたくさんの良質な記事が見つかりますし、書籍もたくさんあります。Youtubeでも解説動画が見つかるでしょう。

ここでとても大事になってくるのはプロジェクトマネジメントを学ぶ目的です。

目的にも大小があるので、「プロジェクトマネジメントを通じて世界から貧困をなくしたい」とか「炎上プロジェクトを撲滅したい」といった大きな目的をお持ちの方もいらっしゃると思います。

しかし、どんなに大きな目的をお持ちの方も、まず目の前にある一番最初に達成したい目的を考えてみてほしいです。

大きな目的を達成するための、もっと小さな目的。

世の中から炎上プロジェクトをなくすのに先立って火を消したいあなたが関わっているプロジェクト、であったり、関わっているプロジェクトの中のあなたのタスクであったり。

関連記事:プロジェクトマネジメントの基礎

目的が明確じゃない時の弊害

目的が明確ではなかったり、他人事の時ってあまりいい状態じゃないと思っています。

例えば先に紹介した2つの記事を読んだり、この記事を読みながら「いまいちわかりにくいなー」とか、「で何の役に立つの?」という目で記事を読んで、その記事に対する評価だけをして終わるとします。

同じようにわかりやすかったり役に立つ記事を探し続けるのでしょうか。

無料の記事では有益な情報が得られないから有料の講座に申し込むのでしょうか。

いくら個人にあわせてカスタマイズされた情報が提供されやすくなっているとはいえ、自分が学びたい目的が不明瞭な状態で情報を摂取していると、外界の刺激に対する反応が中心になってしまいます。

そこに自身の選択や意思をこめて目的を設定するまでは、プロジェクトマネジメントを学びたいという欲求は満たされないと思います。

プロジェクトって面白い

ところでプロジェクトをやることはとても面白いです。

いろんなプロジェクトに関わった経験から、断言します。

しかし面白くないプロジェクトや、プロジェクトが面白くないこともあります。

こうした面白くないプロジェクトや面白くない状況をどう改善するかもまた醍醐味、と楽しめる人もいます。私もそうやって楽しんだ時期というか楽しいと感じることもあります。

プロジェクトマネジメントにプロジェクトを面白くさせる効果はあるでしょうか。

面白くさせることがメッセージとして打ち出されていることはあまりありませんが、プロジェクトが健全な状態になれば関わる人が面白く感じる可能性は高まります。

共通の大きな目的に向かって人が共同で何かをする時、その達成や未達成といった結果に関わらず、関わる人の間には感情を揺さぶる何かが生まれ、共同で経験した何かが財産として残ります。

不健全なプロジェクトは人を不幸にする可能性が増えますが、健全なプロジェクトはそれを補って余りあるくらい人を幸せにする可能性が増えると思います。

終わりに

本記事は、プロジェクトが思うように進まなくて困っていたり、プロジェクトマネージャーやリーダーがうまく進めてくれてはいるものの自分でもプロジェクトをまわせるようになりたい、もっとプロジェクトに貢献したいと感じている人に向けて書きました。

プロジェクトマネジメントというのはインストールしていきなり100%使えるようになったり、いかなるプロジェクトにも100%適用できるような魔法の杖ではありません。

だからこそ、自身が学びたいと感じた理由や学びたい目的を明確にしてみてほしいです。目的が明確になってくると、きっとそれにあった手段がついてくると思います。

参考記事

プロジェクトマネジメント記事総まとめ

 

 

 

 

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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