元外資系コンサルのガラクタ箱

外資系コンサルは実務でどのくらい英語を使うのか

外資系コンサルへの転職を目指す人にとって、実際仕事でどのくらい英語を使うのかは気になるのではないでしょうか。もちろん企業やポジションによって、求められる英語力は変わってきますが、新卒から10年以上勤めている私を例に紹介します。

ちなみに私は英語にとっても苦手意識を持っています。
関連記事→TOEIC800超えても残り続ける英語の苦手意識

社内業務

社内での手続き等の案内メールには日英併記されていることが通常です。社内とはいえ海外オフィスとやりとりをする時には当然英語になります。

受講必須のeLearningが年に10個程度はありますが、それらの一部は英語音声に字幕という形式です。グローバルで同じものをインプットします。

人事評価を行うための基準なども元は英語ですが、多くは日本語化され、かつ日本用に詳細定義や記述例がカスタマイズされていることが多いです。

方法論やナレッジも大半は日本語化されています。海外事例を調べる時には英語資料を直接見ることになります。

部門計画や提案書レビューは資料の英語化や英語での説明が必要なケースがあります。アジア地域やグローバルで注力するクライアントが対象だったり、一定以上の規模やリスクを伴う提案に際しては日本語の話せないスタッフのレビューが必要になるためです。

クライアント業務

クライアントへの提案やプロジェクト活動は内容次第です。業界や業務によって変わります。金融業界や、輸出入を伴う業務などは英語になることが多いです。グローバル展開している企業も多いですし、海外資本が入っていると経営者に外国人が多く自ずと比率は高まります。

また公用語を英語にしている企業もありますので、おのずと資料の英語化や英語での説明を求められることもあります。

終わりに

英語メールが増え、英語の電話会議やチャットが増えると少しずつ慣れてはいきます。しかし、やっぱり勉強を続けないと聞き話すことを抵抗なくできるようにはなりません(個人的な例ですが)。また、最低限のコミュニケーションは成り立ったとしても、ネイティブにとって滑稽あるいは失礼な英語を使い続けるのももったいないので、やはり日頃から英語を勉強はしておきたいところです。

 

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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