元外資系コンサルのガラクタ箱

xxMの時代からCxOの時代を経てこれからはxTechの時代?

私が新卒でコンサルタントを始めた2000年始め頃は、3文字の経営キーワードが華やかに舞っていました。

xxMの時代

SCM、CRM、HCM、FMなどマネジメント対象は変われど情報システムの導入を通じて企業内外のデータを集約し一元管理が可能になる、可視化できればより迅速に高度な意思決定が可能になる、そんな触れ込みでした。

その実現は一朝一夕にはいかず、クライアントと汗をかきながら過ごしているうちに10数年が経ちました。

その後、クラウドやビッグデータなど、言葉は変われどテクノロジーは確実に進歩しました。

CxOの時代

その頃はCxOというキーワードが増えてきていた印象もあります。CEOとCFOが大半だったのに対してCIO、CTO、COO、そしてCSO(セキュリティ)、CMO(マーケティング)、CDO(デジタル)。

総責任者一人でマネージする時代ではなくなったことの表れかもしれません。

xTechの時代

いつしかFintechという言葉で金融業界の変化が語られるようになりました。

転職先で活動量計を活用したソリューションを考えていたらHealthtechという言葉も聞こえてきました。

ITナビゲーター2018年度版をみてみると、RetailTech、AdTech、FoodTech、EdTech、SporTech、HRTech、AgTechなど9つの業界のxTechが紹介されていました。

(2019年12月追記)TransTechというTransformative Tech(変化を促す技術)というのも注目されています。感情分析がその中核として成長が期待されています。現在数億ドルの世界の関連市場は、2025年に37億ドルに拡大する見通しのようです。

一企業のマネジメントから業界をテクノロジーで変革する時代へ変わっており、キーワードだけ見ても、進歩を実感できてわくわくします。

終わりに

自動車業界の未来にはAutoTechみたいに名前はついてないようですが、車がつながり(コネクテッド)、自動運転が進み(オートノマス)、保有から利用・共有に変わり(シェアリング)、パワートレインの電動化・多様化(エレクトリック)が進み、大きな変革の時期を迎えているようです。

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皆さんが携わっている業界はどのようになっていきそうですか?

 

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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