元外資系コンサルのガラクタ箱

グラス片手にデータベース設計 販売管理システム編

タイトルには、データベース設計が全面に出ていますが、販売管理業務販売管理システムの基礎を理解するのに大変参考になります。

目次は以下の通りです。

1 業務システムの概要とマスタの設計(販売管理システムの全体像/基幹業務システム構築のポイント/部門/社員/商品マスタの設計 ほか)

2 販売システムのDB設計(受注業務のDB設計/出荷/売上業務のDB設計/請求業務のDB設計 ほか)

3 仕入/在庫システムのDB設計(発注/仕入業務のDB設計/入庫/倉庫移動業務のDB設計/在庫管理業務のDB設計

システム経験者が業務と必要機能を理解するのに役立つ内容

業務内容とデータモデル(マスタやトランザクションとキー)、主なデータ項目がセットで解説されるので、どんな領域でも業務システムの開発や運用経験があればかなり理解しやすいです。組織変更などについても触れられており、設計時に考慮すべきことは一通り触れることができます。

著者とシステムインテグレータ社の製品について

著者の梅田弘之さんは東芝、住商情報システムを経てシステムインテグレータ社を設立されています。同社は、GRANDITというERPパッケージを出していますが、Object Browserというデータベース支援ツールも有名です。SQL Plusでコマンドを打ち、データをスプールしていた頃に、協力会社からObject Browserを共有頂いた時の衝撃は今でも忘れることができません。

 

 

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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