元外資系コンサルのガラクタ箱

仕事で悩んでる人向け!シンプルTODOリスト仕事術で自由な時間を手に入れよう

シンプルTODOリスト仕事術という本が3月14日に発売になったので紹介します。

「シンプルTODOリスト仕事術」(ポプラ社)

※献本ありがとうございます!

どんな本か

書名にもあるとおり、TODOリストについて書かれた本です。

とはいえTODOリストとはやることを管理するリストで、そもそもシンプルなものです。

輪をかけて「シンプル(な)TODOリスト」(を使った)仕事術の本です。

本の表紙には、

と効果をうたうフレーズが並んでいます。

この記事は、仕事の進め方に問題を抱えていて解決策を探している人に届けたい

これらのフレーズに惹かれる方は迷わず本書を手にとられるでしょうから、どちらかというと眉唾だと感じる方向けに紹介したいと思います。

それよりも、仕事の進め方に問題を抱えていて、TODOリストに解決の糸口を見出そうとしている方に本書のよさを紹介したいです。

目次

本書の目次は以下のとおりです。

序章 大量の仕事と自分の仕事の遅さに消耗していた自分
第1章 仕事が終わらない5つの原因
第2章 仕事の目的を把握する
第3章 TODOを見える化してみる
第4章 「シンプルTODOリスト」の活用法
第5章 TODOの処理速度を向上させる7つの方法
第6章 TODOを減らし、生産性を上げる
終章 24時間を自分でデザインしよう

ご覧になるとわかりますが、単なるTODOリストの使い方本ではありません。

仕事が終わらない原因を分析し、TODOを見える化し、リスト管理する方法とツール(ダウンロード可)が紹介されています。

さらにTODOリストを用いた仕事術として、TODOを短時間で完了させる方法や、TODOの数自体を減らす方法と続きます。

そして終章が、「24時間を自分でデザインしよう」です。

仕事を工夫して手に入れた時間で何をするか

私がこの記事をとおして強くお伝えしたいのは、本のタイトル「シンプルTODOリスト仕事術」では表現されない、本書に綴られた著者の想いです。

著者であるShinさんは自身が仕事でつらかった経験からいかにして這い上がったかをこの本で綴っています。

つらかった経験や這い上がったストーリーは別の切り口で伝えるともっと人の心を打つ仕上げ方も可能です。

しかしながら、この本はそういった心をゆさぶるものではありません。

むしろ心は奮い立っていて日々何とかしようともがいている方向けの、実践的なノウハウ集です。

そして、TODOリストの使い方や個々の仕事の終わらせ方といった手段論に陥らずに構成されています。

自身が仕事が終わらない原因と向き合いつつ、TODOリストを通じて仕事の進め方を改善する。

そこで得た時間を使って今度は仕事やプライベートで成し遂げたいことと向き合う。

その先に見える道として、終章ではパラレルキャリア=本業以外にも自分自身で仕事を作り出すこと を勧めています。

パラレルキャリアが勧められる4つの理由

本書で紹介されるパラレルキャリアおすすめの理由は以下の4つです。

  1. お金にとらわれない独自サービスを展開できる
  2. ビジネスの全体像を理解し、本業の成果を向上させられる
  3. 複数の収入の柱を作れる可能性がある
  4. 「本当にやりたいこと」が見えてくる

 

私も昨年本を出版しており少額とはいえパラレルキャリアのはしくれです。2と3は実現できていないので何ともいえませんが、儲かるかどうかではなく、データ移行で困ってる人に届けたくて本を書きました。おかげで、本を書くのは嫌いではないが、誰かが本を書くのを支援するのも楽しそうだと、少し違ったやりたいことが見えてきています。会社をやめて黙々と本を書きたいわけではないということに気づきました。むしろ本業の成果に活かせてないのがもどかしいです。

いずれにしても雇用の形が変わっていくことは間違いありません。私が入社した頃は終身雇用ではなくなる、という流れがありましたが、本業・副業ではなく複業の時代になっていくのでしょう。

終わりに

本記事は著者であるShinさんを知らない人向けに、「シンプルTODOリスト仕事術」で展開される仕事術について紹介しました。

私はShinさんが運営しているオンラインコミュニティPlayersに参加しています。ブログOutward Matrixも読んでおり、少しだけShinさんのことを知っています。

戦略コンサルタント
男性。大学卒業後、志望をしていたコンサルティングファームに就職するも、仕事がまったくできず、うつ病寸前まで追い込まれる。
退職を考えるも、「凡人」でも効率的にできるオリジナルの仕事術を考え、実践。その結果、1年後には社内の評価を一変させ、他社から引き抜きの声がかかる存在にまで成長。現在は、某外資系コンサルティングファームのマネジャーとして、複数のプロジェクトを管理し、企業の成長戦略業務などに携わっている。
本書は仕事術の中で「TODOリスト」に特化した方法をまとめたものである。
また、勤務の傍ら、ビジネスブログ「Outward Matrix」を運営。ほかにも、仕事の悩みを解決するオンラインコミュニティ「Players」の運営、外部サイトへの寄稿、講演やセミナーなど多方面で活躍中。
著書に『コピー1枚とれなかったぼくの評価を1年で激変させた7つの仕事術』(ダイヤモンド社)がある。
ビジネスブログ「Outward Matrix」
https://www.outward-matrix.com/

プロフィールには表現されきってない著者の願い(仕事で困ってる人の助けになりたい)をペイフォワードできればと、記事を書きました。

もし共感頂けたらSNS等でシェア頂けると嬉しいです。

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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