元外資系コンサルのガラクタ箱

データ検証にAccessを使えるスキルがあるか見極める質問

プロジェクトでデータ検証メンバーを急遽集める必要がある時、どうやってスキルの有無を見極めますか?

Microsoft認定資格を持っていれば基礎的な操作を習得していることはわかるかもしれませんが、どんな実務経験があるかはわかりません。

一方コンサルティング会社に入社していると、新人研修で少し触った後は現場で覚えていきます。認定資格を持つ人は少ないでしょう。

中途入社の方のスキルはさらに個人差があるので難しいです。管理部門で集計やグラフに普段から触れていると普段扱っている操作にはかなり習熟していることが想像できます。

そんな時、Accessについては以下のような質問をしてみてはいかがでしょうか。やったことがあれば即答ですし、経験がなくても方法がわかる場合は、なんらかの回答が得られるでしょう。

アサイン面談で見極めに使いたい質問リスト

インポート

データ検証でAccessを使うため、データのインポート経験は必須です。Accessソフト内でフォームを使った経験があるだけだと厳しいです。カンマ区切り(CSV, Comma Separated Value)やタブ区切り(TSV, Tab Separated Value)のファイルをインポートし扱ったことがあるかを聞いておきたいです。

インポートするかわりにデータリンクを使ったことがあるかも聞いておきます。何度もファイル出力して取り込むよりも、相手先DBに接続できるのであればリンクするほうが便利です。リンクはDBでなくてローカルファイルでも可能です。

クエリ

Accessを使ったことがあるという人でクエリを作ったことがない場合はデータ検証は厳しいです。誰かが作ったツールを手順通り実行しているだけでも使ったことには変わりありませんが、自身でデータを操作して検証するには、クエリの操作は必須です。

その他

以下のような問いに答えられる方なら安心です。実際に自身でAccessを使いこなしながらデータを扱った経験がないと以下のようなことには答えられないからです。

以上、参考になれば幸いです。

mhisaeda

電子書籍「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」著者。

新卒から外資系コンサルティングファームに所属。15年に渡り販売物流、特にCRM領域のコンサルティングに従事。 100名を超えるプロジェクトのPMOなど全体を推進していく役回りや、ユーザ企業への出向を通じた実務経験を持つ。

このブログでは、自身がかき集めた知識や経験を共有する。クライアントへの提案やソリューション開発に直結しないガラクタのようなもの。将来再利用する自分のために。同じような悩みを抱える誰かのためにブログ「元外資系コンサルのガラクタ箱」を運営。

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